Ba26B12Si5N27

Fig3物質名

Ba26B12Si5N27

結晶構造

orthorhombic, a = 17.6942(4)Å, b = 34.1437(6)Å, c = 10.0410(2) Å, space group Fdd2

特徴

Ba26B12Si5N27には、窒化物陰イオン基の[BN2]3−の他に、ダンベル状ジントルポリアニオンの[Si2]2.8−と2組の窒化物イオンN3−が5/8と3/8の割合で存在する。構造式は(Ba2+)26{[BN2]3−}12{[Si2]2.8−}2.5(N3−) 2×1.5と表される。[Si2]2.8−におけるSi–Siの結合次数(bond order)は、Si原子の平均形式アニオン価数(1.4)とSi原子1つあたりの結合数を1とすると2.6となり、三重結合に近い。

応用例

なし。

発表論文

Hashimoto Takayuki, HisanoriYamane, Nils Becker, Richard Dronskowski, “Synthesis and crystal structure of Ba26B12Si5N27 containing [Si2] dumbbells”, J. Solid State Chem., 230 (2015) 390–396.


東北大学 多元物質科学研究所 無機固体材料合成研究分野 山根研究室
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