第1回生命化学研究会シンポジウム・岡崎(1999)

−Bio-inspired Molecular Architecture−

 

日時 平成11年1月8日(金)9:30〜17:00

会場 岡崎国立共同研究機構・岡崎コンファレンスセンター

   岡崎市明大寺町字伝馬8-1 名鉄「東岡崎」下車徒歩5分

主催 日本化学会生命化学研究会(本研究会は98年3月に新たに発足しました。)

 

プログラム 

 

( 9 : 30 - 9 : 40 )

はじめに 杉本直己(生命化学研究会会長 甲南大理)

 

1. ( 9 : 40 - 10 : 20 ) 座長:浜地 格(九大院工)

  Two-dimensional Protein Arrays

  永 山 國 昭(岡崎国立共同研究機構・生理研)

 

2. ( 10 : 20 - 11 : 00 ) 座長:山下 啓司(名工大応用化)

  金属酵素の構造および機能プローブの精密設計

  増 田 秀 樹(名工大工)

 

3. ( 11 : 00 - 11 : 40 ) 座長:石田 斉(科技団・井上プロジェクト)

  ペプチド両親媒性二次構造の分子アーキテクチャー

  三 原 久 和 (東工大生命理工)

 

  ( 11 : 40 - 14 : 10 ) コーヒーブレーク、昼食

  ☆ポスターセッション

  

4. ( 14 : 10 - 14 : 50 ) 座長:青井 啓悟(名大農)

  三次元レセプターの自己集合による構築とその特異な機能

  藤 田  誠 (岡崎国立共同研究機構・分子研)

 

5. ( 14 : 50 - 15 : 30 ) 座長:馬場 嘉信(徳島大薬)

  タンパク質のDNA上のスライディングと化学とのジレンマ

  嶋 本 伸 雄 (国立遺伝研)

 

  ( 15 : 30 - 15 : 50 ) コーヒーブレーク

 

6. ( 15 : 50 - 16 : 50 ) 座長:藤井 郁雄(生物分子工学研)

  Artificial Amino Acids: Presenting New Chemistries For Engineered Protein Design

  Wendy A. Naimark(California Institute of Technology)

 

  ( 17 : 00 - 18 : 30 ) ミキサー

 

一般発表

P 1 光誘起電子移動を用いたタンパク質機能の光スイッチング

  (Photo-switching of a Function by Photoinduced Electron Transfer Reactions)

  (九大院工、北里大理)○浜地 格、築地真也、新海征治、大石茂郎

P 2 人工分子レセプター修飾ヘモグロビンの構築及び機能

  (九大院工)○長瀬 剛、脇川憲吾・浜地 格、新海征治、今井清博

P 3 α-ヘリックスからβ-シートに自ら変わるペプチド。どちらが Native Stateか?

  (東工大生命理工)○高橋勇太、上野昭彦、三原久和

P 4 ヘムはペプチドの自己集合化/組織化を誘起する”分子のり”となる。

  (東工大生命理工)○小幡谷育夫、坂本清志、上野昭彦、三原久和

P 5 ウイルス由来ペプチドはRNAと組織化する

  (東工大生命理工)○栗林英人、上野昭彦、三原久和

P 6 ヘムはペプチド立体構造のエフェクターである

  (東工大生命理工)坂本清志、上野昭彦、○三原久和

P 7 細胞内への遺伝子導入能を持つペプチド性化合物の設計

  (長崎大工、長崎大熱帯医学研)○新留琢郎、大森直哉、浦川真美子、高治桂子、大崎美緒、和田昭裕、平山壽哉、青柳東彦

P 8 膜外配列による膜内ペプチドの会合調節

  (京大化研、徳島大薬)○二木史朗、表 雅之、山内佳代子、杉浦幸雄、福田正幸、丹羽峰雄

P 9 人工蛋白質による4次構造形成とマルチポルフィリン系構築

  (東理大理)○牛山正人、西川弘晃、森尾由香、山村剛士

P 10 亜鉛蛋白質結合サイト:ペプチドを配位子とするコンフォームドモデル

  (東理大理)○山村剛士、小林克彰、中島俊一、丹 英之、松本和也

P 11 Fine-Tuning the Proximal Heme Iron Ligand Push Effect: Use of the Myoglobin Cavity Mutant H93G and Substituted Imidazoles to Investigate Heme Enzyme-Catalyzed Peroxide O-O Bond Cleavage

  (IMS)○Mark P. Roach, Shinichi Ozaki, and Yoshihito Watanabe

P 12 ペプチドライブラリーを用いた糖脂質結合ペプチドのセレクション

  (東工大生命理工、大塚製薬)○松原輝彦、佐藤智典、岡畑恵雄、石川 大、瀧孝雄

P 13 α,α-ジ置換アミノ酸より合成したペプチドの結晶および溶液状態でのコンフォメーション解析

  (九大薬)○田中正一、今若直人、末宗 洋

P 14 酵素反応機構を規範とした両親媒性高分子触媒の分子設計

  (名工大工)○山下啓司、水畑浩司、山本道方、南後 守、津田和一

P 15 拡張遺伝コードを用いた非天然アミノ酸を含むタンパク質の合成法

  (岡山大工)○芳坂貴弘、芦塚由紀、宍戸昌彦

P 16 Photoinduced Electron Transfer of Peptide-Attached Ruthenium Complexes: Nonadiabaticity and Distance Dependency

  (ERATO, JST, Osaka Univ.)○Hitoshi Ishida and Yoshihisa Inoue

P 17 Cyclic Metallo-Peptides: Synthesis, Structures and Functions

  (IMS, The Graduate Univ. for Advanced Studies)○Kazuki Shigemori, Kentaro Tanaka, and Mitsuhiko Shionoya

P 18 Ba2+ induces DNA antiparalleled G-quadruplexes

  (Konan Univ.)○Nozomi Kiyoshima, Noboru Wakizaka, and Naoki Sugimoto

P 19 Seven bases in a catalytic domain loop of a short deoxyribozyme play akey role in its RNA cleavage

  (Konan Univ.)○Yasuhide Okumoto and Naoki Sugimoto

P 20 光架橋性アンチセンス分子による遺伝子発現制御

  (京都工繊大繊維)○山岡哲二、山吉麻子、岩瀬礼子、村上 章

P 21 両親媒性カチオンα−ヘリックスペプチド存在下における二本鎖、三本鎖DNAの熱力学的安定性

  (Thermal Stability of Double and Triple Stranded DNA in the Presence of Cationic Amphiphilic α-Helical Peptide)

  (近畿大九州工、長崎大工)○藤井政幸、長谷川太郎、新留拓郎、青柳東彦

P 22 Electrochemical Aspect of Fulleren-Amended Double Stranded DNA

  (Kyushu Univ., Kumamoto Inst. of Tech.)○Shigeori Takenaka, Kenichi Yamashita, Makoto Takagi, Taizo Hatta, and Otohiko Tsuge

P 23 金属錯生成により塩基対を形成する人工 DNA

  (分子研、総研大)○田中健太郎、曹 紅花、田坂基行、塩谷光彦

P 24 大腸菌のDNA複製機構を制御する合成脂質の開発(Synthetic Lipid Regulating the DNA Self-Replication)

  (大分大工、岡山大薬)○吉見剛司、石川雄一、水島 徹

P 25 ロイシル化されるRNAの試験管内収斂

  (山形大理、宇宙研、岐阜大工)○長谷川典巳、朝原治一

P 26 プラスミド-糖鎖コンジュゲートの合成と特性

  (名大院工、名大医)○赤坂 司、松浦和則、小林一清、恵美宣彦

P 27 単分子膜上での糖鎖間分子認識の観察

  (名大院工)○北小路裕宗、森本由貴、松浦和則、小林一清

P 28 Structures and Properties of Some New Transition Metal Complexes with Medium Size Macrocyclic Polyamine Ligands Bearing Additional Donor Pentant(s)

  (Nankai Univ., IMS)○Xian-He Bu, Zhi-Liang Shang, Qiang Xu, Ruo-Hua Zhang, Qian-Hua Zhu, and Mitsuhiko Shionoya

P 29 アントラキノニルアラニンを部位特異的に導入したストレプトアビジンの合成と酸化還元機能

  (岡山大工、科技団さきがけ研究21)○篠原寛明、日下太一、芳坂貴弘、宍戸昌彦

P 30 蛍光性ビピリジンホストによるグリセロリン脂質の高感度認識

  (東大生産技術研)○務台俊樹、荒木孝二

P 31 オキソ架橋二核鉄(III)錯体/過酸化水素系によるnucleosideの酸素化反応に対する配位子の効果 

  (分子研)○高橋康之、西田雄三

P 32 二核コバルト(II)錯体による酸化作用とエチレン発生の機構

  (分子研、名工大工)○小林照幸、奥津 渉、増田秀樹、永長久彦、西田雄三

P 33 ヘムオキシゲナーゼによる中間体ベルドヘムの生成機構

  (久留米大医)○坂本 寛、小俣義明、野口正人

P 34 pH勾配を利用したルテニウムキノンアクア錯体の活性化

  (分子研)○柘植清志、田中晃二

P 35 分子内水素結合を利用したシデロフォア型鉄輸送化合物の構築

  (分子研、名工大工)○小澤智宏、松本健司、実川浩一郎、増田秀樹、永長久彦

P 36 光合成アンテナのモデル構築

  (立命館大理工)○宮武智弘、民秋 均

P 37 なぜ、クロロソーム中のクロロフィルだけにC132位の立体異性がないのか?

  (立命館大理工)○大庭 亨、民秋 均

P 38 糖鎖受容体機能に及ぼすガングリオシドのラクトン化の影響の解析

  (東工大生命理工)○井上裕規、佐藤智典、岡畑恵雄

P 39 部位特異的変異導入による転写調節因子 CooA の活性制御

  (北陸先端大材料科学)○中島 洋、海野英昭、紙谷光恵、俵 敏史、青野重利

P 40 NOリダクターゼからチトクロムオキシダーゼへの分子進化と分子構造、活性中心、機能の変遷

  (金沢大院自然科学)櫻井宣彦、赤池孝至、○櫻井 武

P 41 免疫活性作用におけるガラクトシルセラミドの活性コンフォメーション

  (キリンビール医薬探索研)○飯島 洋、木村 要、酒井輝行、内村 章、清水寿通、上野ひとみ、名取威徳、肥塚靖彦

P 42 脂質膜を用いた人工シグナル伝達超分子システム

  (奈良先端大院物質)○有賀克彦、池田幸紀、菊池純一

P 43 The Molecular Study of Self-Assembled Materials Derived from Stearic Acid and Aromatic Amines

  (Univ. Sains Malaysia)Norani Muti Mohamed, ○Yeap Guan Yeow, and Yasuo Abe

P 44 シクロファン及び関連ホストによるホスト−ゲスト分子認識に基づく膜電位変化

  (東大院薬、奈良先端大物質、東大院理)○小田嶋和徳、菊池純一、八木謙一、遠田浩司、梅澤喜夫、池田佳生、古賀憲司

P 45 コンビナトリアルモレキュラーインプリンティング

  (広島市大情報科学)○竹内俊文、福間大吾、松井 淳

P 46 大環状ポリピリジン骨格を有する人工グルコピラノシドレセプターの合成と特性

  (PREST、阪府大工)○千葉順哉、井上将彦

P 47 Photo-Chemically Size Regulation of Poly-Azobenzene Dendrimers

  (Osaka City Univ.)○Takeshi Nagasaki, Akio Noguchi, Keigo Makino, Kazuyuki Atarashi, and Seizo Tamagaki

P 48 Selective Vesicle Formation from Amphiphilic Cyclic Phenols and Their Ability for Sugar Binding in Water

  (PREST, JST, Shizuoka Univ.)Yasutaka Tanaka and ○Masami Miyachi

P 49 Nanometer-sized Macrotricyclic Complexes Self-assembled from Ten Small Component Molecules

  (IMS)○Shu-Yan Yu and Makoto Fujita

P 50 遷移金属を用いた三次元インターロック化合物の定量的自己集合

  (総研大、分子研、CREST、千葉大工、千葉大分析セ)○藤田典史、藤田 誠、小倉克之、山口健太郎